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ムシャーマ ~波照間島最大の祭事~
場所:波照間島
時期:旧暦7月14日
旧盆の中日に行われる、先祖を供養し、豊年と島人の安全を祈願する島最大の祭事。波照間島の言葉で“面白いことを“ムッサハー”というが、これが転じて「ムシャーマ」になったともいわれる。時期:旧暦7月14日
ムシャーマは、東組(南・北集落)、前組(前集落)、西組(冨嘉・名石集落)の3組に分かれて行われる。仮装行列開始の銅鑼が打ち鳴らされた後、東組、前組、西組が「ミチサネー(仮装行列)」で公民館へ向かう。「大旗」を先頭に、五穀豊穣をもたらす神・ミルク(ミルクの顔や衣装も3組で微妙に異なる)とその子供たち、「マミドーマ」や「稲摺節」などの踊り、「棒」や「太鼓」などが続く。
さらに釣竿の糸先に作り物の鰹を付けて釣りの真似をする「鰹釣り」、ミルクの旦那といわれている道化役の「ブーブザ」、全身を葉で覆い、手に持ったマーニの葉を使って観客に水をかけたりする雨乞いの神「フサマラー」などが行列の間をうろつき、2頭の獅子が行列の最後に来る。
3組それぞれの行列すべてが公民館に入ると、中庭で「棒」と「太鼓」が披露され、その次に祭りの中核である、先祖供養の「ニンブチャー(念仏踊り)」が行われる。
午後からは舞台で3組による様々な舞踊・狂言が演じられ、クワを持って畑を耕すような仕草をする「コームッサー」、棒で獅子を誘い出す「獅子棒」の後、最終演目である、東・前・西各組一対ずつ計6頭による勇壮な「獅子舞」が行われる。
獅子舞が終わると、帰りの仮装行列が始まり、朝来たのと同じ道を通って公民館を離れる。行列が去った公民館の桟敷では、役員らが円陣になり、ユーニガイ(世願い)をし、ミルク節やヤーラーヨー節(別れを告げる歌)を歌い、ムシャーマは終わりを迎える。